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東京駅の建築家 辰野金吾伝
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 147734 位
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明治日本の一大プロジェクト・マネジメント物語
ちょっとした偶然から本書を入手し、ビジネス本の合い間に読み進めたが、一般にはあまり知られていない、幕末から明治を生きた唐津藩出身の建築家の半生には、建築には素人ながら、感動を与えてもらった。普段通勤でお世話になる東京駅に、さらなる愛着を持つようになった。今後さらに変わり続ける、東京駅が楽しみである。東京駅建設は、当時の日本の一大プロジェクトであった。その過程において、辰野は、鉄筋コンクリートを使用する最新の技術を採用しようと主張する、若手の意見に耳を貸さず、頑なに赤煉瓦の外装にこだわった。その結果、優秀な部下を失うことになり、しかも完成後の東京駅に対する、建築界の評価は芳しくなかった。しかし本当に辰野が固執したのは、赤煉瓦を使用することによる周囲の建築物との調和であり、街全体としてのまとまりを、何よりも重要視していたのだ。 最先端技術を追い求めるだけでは、全体の中で存在意義が確立出来ない。技術は、人・社会・生活・文化と共存できないと、短命に終わる。変化のめまぐるしい現代のIT技術も、新しいイコール価値がある、とは限らない。人々に受け入れられないと、真の市民権を得ることは困難なのである。
講談社
物語 ジョサイア・コンドル―丸の内赤レンガ街をつくった男 鹿鳴館を創った男―お雇い建築家ジョサイア・コンドルの生涯 光の教会―安藤忠雄の現場 東京駅はこうして誕生した (ウェッジ選書)
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